スペイン・セビージャ県のオリーブ畑に囲まれた片田舎で、黙々とギター作りに励む、孤高の製作家フランシスコ・サンチェス。趣味でギターを作っていた大工の父から、少年期に手ほどきを受けた以外は全くの独学。
友人のスペイン人ギタリストの所有するヘルンディーノ(Gerundino)の大音響に驚愕したサンチェス氏は、同じ材質(糸杉,シプレス&表面板"杉")で、しかし、コピーに終わることなく、更に独特の工法で、独自の乾いた音質の大音響フラメンコギターを完成させました。正にギンギンのフラメンコギターです。
確かに糸杉(シプレス)のボディーなら表面板は"松"が主流ですが、確かにスペインではこの糸杉(シプレス)&表面板"杉"のフラメンコギターを使うプロもいます。現に名工ヘルンディーノはこの組み合わせを好んだそうです。
写真右下は正にこの写真のギターを試奏する、フラメンコギタリストの故モライート・チコ。
※近年、氏はBarcelonaのSolera Flamencaの専属顧問となり、ギター製作だけでなく、ギター製作マスターコース講師、古楽器修復も行うマエストロ(マスター)となり、価格もかなり高騰して来ています。以前の様に安価では供給出来ませんが、スペイン国内と同じ料金でご紹介します。
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