スペインギター振興会 セファルディ【オーナー紹介】

オーナープロフィール:大道正樹

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  • ✿大道 正樹(だいどう まさき)
  • ✿今治西高校普通科卒業。在学中、十亀信雄氏にクラシックギターを師事。
  • ✿愛知県立大学外国語学部スペイン科8年在学卒業(年間学費3万6千円)。6年時にグラナダ市でぺぺ・トランカ師に、7-8年時に名古屋で山田美治氏にフラメンコギター師事。
  • ✿南スペイン・アルハンブラ宮殿の町グラナダで故マヌエル・カーノ師(来日公演4回)にフラメンコギターを学ぶ。
  • ✿同時に、10年間現地で観光ガイドとして働く(それ以前は街でギターを弾いて金をもらう乞食を経験する)。
  • ✿世界遺産アルハンブラ宮殿に行き飽きたのを機に、ガイドを自主退職。1998年暮れより、グラナダ市役所横にて“日本語情報センター”を主催。拾って来た猫7匹を館内で飼う。
  • ✿この写真では、左からシロ(世界初の黒猫のシロ)、名犬ラッシー(あごが黒い)、黄緑トラちゃんの4匹が本来お客さんの座る席に寛いでいる。演奏位置は机を挟んだ左側。
  • セファルディの前身“スペインギター振興会レオーナ”を同時進行(写真2012年夏,猫2011年頃)。
  • ✿2013年夏勇退。30年ぶり帰国。日本語情報センターは、フラメンコプロダンサーの2代目館長、石谷博史氏に譲渡。まとめて友人宅に預けた猫7匹は、今も一日中日の当るパティオ(中庭)付きの、テレビ、洗濯機、ソファ完備の大きな部屋(100m²)で、何不自由ない毎日を送っている。
  • ✿2014年1月20日より、地元今治市において“スペインギター振興会セファルディ”を主催。
  • ✿母校今治西高野球部の大事な試合には、平然と店とレッスンを休んで応援に行く。

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運営主旨

総てを携帯電話から操作する現代社会。しかし、それに反比例する様に、加速度的に退化する人間模様に、日本もスペインも変わりはありません。勝った、負けた、儲かった、楽しい、美味しい、カワイイとか言いながら、自分の欲を満たすのが多くの人の一生だとすれば、21世紀の人間社会がますます自己愛の迷路に迷い込むのも道理です。

 

それ故、もし、人が音楽、文学、絵画、スポーツ、隣人愛など、金と物以外の価値観を持って、ふと我に返れば、それは金銭享楽至上主義の世の中に楔を打ち込むことになります。

 

ふと我に返れば、地の塩の如く、名作を読み終えた余韻の如く沁みる別次元の価値観…。この想いをスペインギターに託し、私が30年住んだスペインから日本人の心に一石投じたい。これが真に意図するところです。単なるギター販売ではなく、スペイン音楽、更には、スペイン自体への憧憬をも深めて欲しいとの想いを一本一本に込めて、スペインギターなる価値観を同胞日本人に問いかけます。

 

スペインギター価格基準経済的運営主旨

 

2002年ユーロ導入時1€(ユーロ)=119円だったレートも、輸出振興を優先する日本政府の対外円安方針もあり、2015年9月には、1€=136円、そして、長引くウクライナ戦争に伴う歴史的円安で、2024年6月現在、1€=170円。その間、スペイン製ギターの原価もユーロで毎年上がり続け、更なる追い打ち。スペインギターを初め、輸入業界は受難の時代です。  

 

しかし、セファルディは円高円安に一喜一憂せず、また、今日、多くのスペインギターメーカーや販売店の如く、原価二束三文の中国製スペインギターには決して手を染めず、何より、冒頭の運営趣旨に基づき、勿論、店舗としての経済的運営も考慮し、普及モデル&手工スペインギター、及び、付属品の価格設定は、およそ、次の様な基準によっています。 

 

スペイン製*普及モデル[ギター料金一覧表198,000円以下ヨーロッパ価格(送料,関税etc.)

 

内部構造や塗装に工夫を重ねたプルデンシオ・サエス(Prudencio Saez)社のセファルディ指定オリジナルモデルです。

 

箔付けされたスペイン有名メーカーの普及モデルの小売価格が数十万円~100万円前後の日本市場を鑑みれば、セファルディ68,000~198,000円(消費税+ケース+送料込)は極めて良心的と自負します。別枠で個人製作家がセラック手塗りで仕上げたGLシリーズ(ギター料金一覧表✿28万円,7本)も用意しています。

 

スペイン製*手工ギター[ギター料金一覧表400,000円以上ヨーロッパ価格+α(送料,関税etc.)  

 

日本が世界で輸入ギターの一番高い国であることを考えれば、それより遙かに安価な設定です。

 

製作家は年産せいぜい14、5本。高価なのは当然ですが、輸入スペイン製手工ギターの日本国内小売価格が、今日、100万円前後以上に対し、セファルディ40万円から。極めて良心的と自負します。

 

ギター付属品 残念ながら、純スペイン産のギター付属品メーカーの圧倒的大多数は、圧倒的に安い中国製品に潰されたか、原産国表示なしの中国製を自社製として販売するブローカーに身を落としたかのどちらかです。それでも、セファルディ付属品に至るまで、徹底的に原産国スペインのスペイン製に拘ります(を除く)。それ故、中には日本で市販の中国製その他に比べて、必ずしも安くはない場合も出て来ます。それでも、スペイン製に拘りたい方、ご協力下さい。

 

値引きセール中古ギター スペインギター振興会の精神に基づき、ヨーロッパ国内価格+αの価格設定ですので、いわゆる値引きやセールは致しません。ただし、在庫中キズが付いたり、長期間売れ残りなどのギターについては、2018年より、訳ありギター(クラシック+フラメンコ)の一項目を設けて紹介しています。

 

ギターの価格ではなく、スペインギター振興会の主旨に賛同して頂く様、お願いします。

 

時価 今日、スペインを初め、世界中のギター専門店では、安いギターには値札を付け、高価なギターは時価(ask*inquire)表示が罷り通っています。ネット上だけではなく、実店舗内で、ギターが目の前にあっても、時価でお尋ね下さいなのです。スーパーで人参だけ時価で、一々店員さんに料金を聞く様なものです。以前、知り合いが大手ギター専門店で、有名スペイン人製作家の眼前のクラシックギターが時価表示だったので、料金を尋ねたところ、240万円ですが、現金なら170万円で結構ですと言われたそうです。まるで第三世界商法ですが、これが世界中の、そして、日本のギター業界の現実です。

 

セファルディは常にフェアープレーの精神です。定価を公示します。但し、稀に、製作家自身から時価表示を希望されます。この場合に限って、”製作家の希望により時価:お尋ね下さいと表記します。ご了承下さい。また、セファルディで取り扱うスペインギターは総てスペイン製であり、今日、世界や日本に溢れる原産国非表示の中国製スペインギターは一本もないことをここに宣言します。

 

スペイン独自のギター:ギター木材の定番であるハカランダ(中南米ローズ)、ローズウッド(通称ローズ)、糸杉(シプレス)以外にも、くるみかえで虎目かえでマホガニなど、まだまだ多くの木材がスペインギターの歴史上使われて来ました。市場の既成概念に捕らわれず、冒頭の主旨を踏まえ、今後、あらゆる木材のスペインギターを復興させて行く予定です。

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追悼

2010年4月3日スペイン時間10:10、近代ギターの開祖、アントニオ・デ・トーレスのひ孫、フアン・フランシスコ・サルバドール・ヒメネス氏が地元南スペイン・アルメリア市で癌のため亡くなりました。享年64歳。私は生産台数僅少の氏のギターを遂に所有することはありませんでしたが、氏とは、ギターを越えて、人生を語りあった仲でした。氏に名前だけの名誉顧問と推薦文をレオーナのためにお願いし、正に、この場所に顔写真と共に掲載しようとしていたその矢先でした。

 

また、本来なら、氏のギターがメインとなる予定でした。曾祖父のアントニオ・デ・トーレスの最も良くなるギターは、当時の愛好家から、Leona:レオーナ(雌ライオン)と呼ばれ、スペインギター振興会レオーナの名称もここから拝借しています。今後共、氏の意思を継承し、スペインギター文化を日本に伝えて生きたいと願っています。代表:大道正樹(故マヌエル・カーノ師”来日公演4度”門下)

 

以上、セファルディの前身、店長のスペイン・グラナダ時代の日本向け店舗、スペインギター振興会レオーナ時代(スペイン,グラナダ,1998~2013年)のサイト冒頭の追悼文を続けて掲載しています。

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日本語情報センター(スペイン,グラナダ,フラメンコ舞踊&ギター留学無料斡旋)

スペイン滞在30年のセファルディ店長が、現地で10年間観光ガイドを勤めた後、アルハンブラ宮殿の町、グラナダ市役所真横で1998年に開設した、日本人旅行者向けの旅行情報センター。入場券の取り難いアルハンブラ宮殿の予約、フラメンコ会場予約、地元料理紹介、ホテル紹介などの無料有料サービスを提供する一方、館内は私、店長(当時日本語情報センター初代館長)の収集したスペインの骨董品を展示する、個人博物館としても無料解放しています。取って置きの”ハンニバル肖像の硬貨”は何と、日本最古の貨幣よりも遥かに古い、紀元前3世紀のもの。

 

2013年帰国の際、2代目館長石谷博史氏に譲渡して現在に至ります。地元のジプシーと共にステージに立つ、現役フラメンコ舞踊家の石谷氏らしく、フラメンコ留学無料斡旋(⇩)などの新サービスも加え、現在もスペインを訪れる日本人の駆け込み寺として、大いに貢献しています。スペインを訪れる方、是非お立ち寄り下さい。

 

フラメンコ留学情報(斡旋料無料) ご希望の方は、日本語情報センター(スペイン,グラナダ)の石谷博史館長に「~月中旬2週間ほどバイレのレッスンを受けたいのですが、予算をお知らせ下さい。」「来月スペインに旅行に行きます。その間3日間ほどフラメンコギターの個人レッスン(カンテも可)を受けたいのですが、情報をお願いします。」など、直接ご質問ご依頼下さい

 

※このサービスは日本語情報センター(スペイン,グラナダ)が直接提供しています。セファルディ(愛媛県今治市)はご紹介のみで、留学業務は一切行っておりません。以下連絡先。

 

住所 C/Reyes Católicos 14、3-Dcha. 18009  Granada  SPAIN 

Tel&Fax (34) 958 227835:オフィス& (34) 660 224967:携帯 

E-mail joohoo@jp-spain.com & jp-spain@hotmail.co.jp

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スペイン語教室(個人教授)

自動車教習所の教室内で、いくら運転方法や交通規則を教わっても、退屈なだけで、実際にハンドルを握って路上教習に出なければ、身に着くものではありません。同様に、語学も文法で理詰めでは面白くありませんし、面白くなければ続きません。

 

習い事の基本は面白い事です。決して、音楽の基礎は基礎練習の反復ではなく、語学の基礎は文法ではありません。

 

文法は最低限にして、いきなりハンドルを握って、少々ぶつけながらでも、とにかく路上を運転してみましょう。スペイン語教室ではなく、スペイン語日常会話教室だとご認識下さい。

 

具体的には、文法は最低限にして、私(セファルディ店主,愛知県立大学外国語学部スペイン科8年在学卒業,元ECC外語学院名古屋校スペイン語講師)が30年間のスペイン滞在中、主にテレビ・ラジオからヒアリングして、嫌と言うほど書き留めた、身近で短い、活きたスペイン語の文章を題材に、時折、スペイン語に訳されている日本の漫画やドラマの動画も取り上げながら、町で話される口語的なスペイン語を普段着感覚で学んで行きます。

 

欧米の言語は皆、似たり寄ったりです。日本人がかつて義務教育で学んだ英語とスペイン語も、共通点はかなりあります。従って、スペイン語を始めるからと言って、全く未知の言語を全くゼロから始めるのだと構える必要はありません。

 

例えば、病院はhospital(英,ホスピタル)とhospital(Sp,オスピタル)。綴りは全く同じで、読み方が違うだけ。英語のstudyはスペイン語ではestudiarで、同じ語源であることが分かります。まだまだ幾らでもあります。

 

しかも、英語なら同じ”“でも、いくつも”(ӕ,ɑ,ʌ,ə)”がありますが、スペイン語の母音は日本語と全く同じA,E,I,O,Uの5つだけ。フランス語の様な鼻から抜かすおかしな音も一切なく、読み方も、英語なら同じ”a“を”ア”や”エイ”と発音し分けますが、スペイン語ではA,E,I,O,Uは文字通り,,,,としか発音しません。この様に、スペイン語は原則ローマ字読みですから、発音に関して言えば、日本人には取っ付き易い言語です。意味はさっぱり分からなくとも、読むだけなら、1日目から読むことが出来るのがスペイン語です。

 

今治でスペインのスペイン語に遭遇したい方、一度お尋ね(訪ね)下さい。 

 

レッスン内容:個人教授(セファルディ店内) 時間:週1回90分x月3回。早朝でも夜間でもご希望に沿います(金曜日没~土曜日没以外,応相談)。月謝10,000円(2人:2万円&3人:2.5万円) 

 

※初めに、ごく簡単な文法書と西和(スペイン語・日本語)辞典が必要となります。

 

お問い合わせ先: Tel&Fax 0898 35 3679    E‐mail sefardi_guitarra@adagio.ocn.ne.jp

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クラシック&フラメンコギター教室

指導:大道正樹(故マヌエル・カーノ師”来日公演 4 回”門下✿スペイン滞在30年)

 

気軽に構えて、一度おいで下さい。無料体験レッスンも随時行っています。全くの初心者の方でも、その場で、5分で、一曲弾けるようになります。今の生徒さんの半分は、全くの未経験者で、ギターに触ったこともなかった皆さんです。

 

グループレッスン1(土曜日以外毎日,月3回/学生&社会人)

17~20時のお好きな時間(例,学校仕事帰りの17:30etc)から1時間。これが基本設定ですが、その他、早朝でも日中でもご希望に沿います。つまり、ご希望の時間で結構です。ご相談下さい。なお、朝から学校職場にギターを持って行かなくてもいい様に教室にギターを用意していますそのままギターなしでおいで下さい。4名までの少人数制(生徒1人の場合マンツーマン45)。

 

グループレッスン2(土曜日以外毎日,月3回/高齢者&主婦)

9~12時のお好きな時間(例,9:30etc)から1時間。これが基本設定ですが、その他、早朝でも日中でもご希望に沿います。つまり、ご希望の時間で結構です。ご相談下さい。4名までの少人数制(生徒1人の場合マンツーマン45)。

 

女性・子供用の小ぶりなギターもあります。ご相談下さい。

 

全くの初心者の方は、まず、ギターに慣れるため、お好きな曲(歌謡曲、演歌、映画音楽、アニメソングetc)をぎこちなく爪弾くことから始めます。楽譜は使いません。高齢者の方には演歌をお勧めします。実は、スペインのメロディーは東洋的演歌的で、日本の演歌とは類似点が多いのです。

 

スペイン人フラメンコギタリストの99%は楽譜が読めません!! これに倣い、基本的に楽譜は使わないレッスンです。セファルディはスペインギターしか扱いませんが、レッスンも徹底的にスペイン式に拘ります。楽譜の読めない方、歓迎します。

 

スペイン人フラメンコギタリストは基礎練習は一切せず、いきなり曲を弾きます。楽譜教則本も読めない彼らには、基礎練習の概念がないからです。退屈な基礎練習に飽きて、すぐにギターを永久に投げ出すより、トチりながらでも、スペイン人の様に、いきなり好きな曲を弾いた方が楽しいではありませんか(楽譜の読めない彼らは、ギターを手にして、いきなり曲を弾き始めることしか思い浮かばない思考回路になっている)?

 

音楽の基礎は基礎練習ではなく、まず楽しむことです。習い事は楽しくなければ続きません。逆に言えば、楽しくない事はしない事です。それ故、基礎練習はしません。教習所の教室内の講義は放棄して、いきなり路上教習に出て、たまにはぶつける様な、体当り式スペイン式レッスンです。かく言う私、先生も、35年以上、基礎練習はしたことがありません。

 

フラメンコギターは勿論、クラシックギターも、いつかはスペインの曲を弾けることが目的ですが、当面は、歌謡曲演歌(の伴奏)で遊びます。

 

フラメンコギタークラシックギターも基本は同じですので、当面は同じレッスンとなります。

 

月謝 大人&大学生 7,000 円,高校生 6,000 円,中学生以下 5,000 円+入会金 5,000円 

 

遠方の方や時間のない方「月1回2時間個人レッスン」8,000円(時間応相談)

 

ギター購入の方(割引品除く)は入会金5,000円&月謝1か月分免除(レッスン6ヶ月以上の受講者)

 

まずは、ご来店(土曜定休)、お問い合わせ下さい。今治市常盤町4-7-35(裁判所左斜め前,カネイ写真展正面) Tel&Fax 0898 35 3679  E‐mail sefardi_guitarra@adagio.ocn.ne.jp

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