まず、何故ギターではなく、スペインギターなのか?

何故スペインギターなのかと言う精神的主旨は既に冒頭で述べました。ここでは楽器としてのスペインギターならではの特徴について述べます。

 

スペインギターと聞くと、何か別ジャンルの未知のギターではないかと思う人もいるらしく、”スペインギターは他のギターとどう違うのか?”と問われる事がありますが、分類上は通常のクラシック&フラメンコギターです。形や大きさが特別な訳でもありません。スペインで作られるギターは総てスペインギターだと言う事です。ところが、響きが違います。

 

一国の気候風土はその国民性、食文化、そして、楽器作りを決定付けます。どんな食品にも乾燥剤の入っていない、極端な乾燥気候のスペインでは、人もギターもお喋りが多くなります。これを反映して、どんな安物ギターでもそれなりに乾いた音色がする事、重厚な音のクラシックギターでも、それなりに乾いた重さが感じられる事、これがスペインギター全般に渡る一番の特色だと言えます。仮に、日本や他の国々で全く同じ製作家が全く同じギターを作っても、その気候の故に違った音色になります。工法は真似出来ても、気候は絶対に真似出来ないこのスペインの乾燥気候こそ、スペインギターの一番の特徴です。従って、今日日本に渦巻く中国製スペインギター偽スペインギターである隠れた理由も、この気候の違いにあると言えます。  

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ギターではなく、このスペインギターに価値観を見出したい方、続けてお読み下さい。この[④ギター購入直前アドバイス]は少々長いですが、必ずや読者を別次元の豊かなギター人生観へと誘(いざな)う、充実した内容をお約束します。 

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