フランシスコ・サンチェス

スペイン・セビージャ県のオリーブ畑に囲まれた片田舎で、黙々とギター作りに励む孤高の製作家。趣味でギターを作っていた大工の父から、少年期に手ほどきを受けた以外は全くの独学。

 

生涯目にした5本のマルセロ・バルベロ一世のギター(クラシック1&フラメンコ4本)に感銘を受け、表面板や力木など、その工法を多いに取り入れ、ハカランダ、ローズ、糸杉は勿論、更なる研究のため、通常、ギターには無縁の様々な木材での製作にも取り組む。

店長とは同い年であり、セファルディの良き理解者でもある。セビージャ県出身。製作歴35年。

 

以上は2015年頃の文章ですが、近年、フランシスコ・サンチェス氏は、クラシックギター製作の一方で、スペインのフラメンコギター界で極めて著名となり、2022年より、大手フラメンコギターサイトSolera Flamenca専属顧問となり、2024年現時点、氏のギター小売価格は、読者がこのスペインのサイトをclickした時点でどう変わっているかは分かりませんが、ご覧の様に、6800ユーロ。幾ら歴史的円安時代とは言え、2024年6月時点の交換レートで換算すると、何と約117万円スペインで国内での小売値です。これを日本に輸入すると、関税+送料が上増しされます。

 

今のところ、長い付き合いなので、まあまあ今回は…と卸値を抑えてもらってはいますが、聞けば、このSolera Flamencaへの卸値の方が、私へのそれより、遙かに高いです。友達なので…と言うのも、そう遠くない時点で終わるのかなと予感しています。

 

従いまして、以下のフランシスコ・サンチェス氏のギターは、今後、クラシック、フラメンコを問わず、かなりの高額となり、遂に、私が金銭的に付いて行けなくなった時が来れば、氏と私の長年のビジネス関係も終焉を迎え、氏のギターも日本市場から消えることになります。

 

フランシスコ・サンチェスのギターの詳細や(((音源)))は、以下の各ギターのページをご覧下さい。

 

クラシックギターFSA(アベバイ)&ローズ新作2024末入荷予定。

 

フラメンコギターFSC(糸杉.シプレス&ドイツ松):FSG(糸杉.シプレス&カナダ杉):FSCA(アフリカ糸杉&ドイツ松):FSja(ハトバ&ドイツ松)。